田園調布せせらぎ館 バロックコンサートシリーズ
第2回
天野乃里子
10月24日(日) 14:00 開演
チケット 3500円
田園調布せせらぎ館 03ー3722ー5192 東急多摩川駅改札口左手すぐ
プログラム: バッハ フランス組曲より3番、5番より 数曲づつ、
バッハ トッカータ ホ短調
フレスコバルディ トッカータ ヘ長調、
スカルラッティ ソナタ 等
コロナ禍中、皆様如何お過ごしでいらっしゃいましたか?
この度、田園調布のせせらぎホールののびのびとした空間で、距離感を保ったコンサートの第2回を開催させて頂くことになりました。
半年前の第1回目も、緊急事態宣言と蔓延防止宣言のちょうど間の日程で、奇跡的に開催できました。
皆様に、生のチェンバロの音の響きに、異次元体験をしていただいたかのように、”ほわっ〜と別世界に飛ばされたかのような気持ち良さで、天使のように羽ばたき、宇宙に向かうような気持ちで、天を仰いでしまった!” と、作家のお知り合いが美しい感想を書いてくださっていました。
欧州の音楽事情やコロナ状況を含む政情や、いろいろなトークを交えての美しいひと時にできればと存じております。お申し込みの際に、カップルでいらっしゃるか、同居家族数人でいらっしゃるかをご明記頂きご一緒に、又ご友人同士でいらしていただく場合には、お席を隣りにしますが、それなりに距離感のあるお席配置にさせていただくよう、目一杯コロナ対策をさせていただきます。
天野乃里子
プロフィール Noriko Amano
横浜雙葉学園高校卒業後、桐朋学園音楽科卒、慶応大学文学部美学美術史学科卒。その後、オランダに留学し、ハーグ王立音楽院を経て、アムステルダムスウエリンク音楽院を演奏家ディプロマを得て卒業。(国家演奏家資格習得)
その後、アムステルダムに拠点を置き、内外で演奏及び録音等、活動を展開。2019年に設立した ”バロックの真珠たち” 室内楽団の音楽監督として、演奏会のプロデュースを含め活動を展開。優れた音楽家たちの演奏の機会を創造し、傑作と、又隠れた傑作の発信等、魅力的なプログラムで、聴衆の方達との感性のシェアを大切にしている。
2017年、太田彌生氏が、竜笛奏者 五井正道氏の委嘱により、チェンバロと竜笛の為の曲“平けく 安けく”(天より遣わされた鳳凰と龍が、地を浄め、平安を願い舞う)を東京にて、世界初演。好評を博すと共に、世界平和のために音楽を通してできることを常に展開中。
2017年、三田評論に話題の人として記事が掲載。
2020年6月12日(金)3ヶ月に渡るコロナロックダウン後の初めてのアムステルダムコンセルトヘボウでのオープニングコンサートを、山縣さゆり氏と共に、このC Dに録音したバッハの曲目で30人の聴衆と共に2回開催。その模様は、ライブストリームによって、世界中に発信され、叙情的で豊かなバッハの音楽であった、と大きな反響があり、”音楽が人類に必要不可欠である” と、最認識される夜となった。このバッハソナタの日本での演奏会評、“2人は美意識の根幹を共有し、ひたすら作品に語らせる路線に徹して、味わい深い。欧州での日常生活を土台にした「地に足のついた音楽」”元日経新聞文化部音楽担当、池田卓夫氏
Tickets
この折、当日の受付での接触をできるだけ最小にしたいので、出来うる限り銀行振込でお願い致します。
みずほ銀行 久ヶ原支店 チェンバリスト天野乃里子後援会事務局
口座番号 1310702
申込先; flower-waltz@docomo.ne.jp 03-5560-9895 角田(すみだ)様
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集 BWV1014-1019(全6曲+異稿つき)
[CD1]
ソナタ第4番 ハ短調 BWV1017
ソナタ第5番 へ短調 BWV1018
ソナタ第3番 ホ長調 BWV1016
[CD2]
ソナタ第2番 イ長調 BWV1015
ソナタ第1番 ロ短調 BWV1014
ソナタ第6番 ト長調 BWV1019
ヴァイオリン独奏(BWV1019初稿譜より)
チェンバロ独奏(BWV1019初稿譜より)
アダージョ(BWV1019初稿譜より)
天野乃里子(チェンバロ;アンソニー・サイデ Anthony Sidey 製、1998年)
山縣さゆり(バロック・ヴァイオリン:ヤコブ・シュタイナー Jacob Stainer 製、1669年頃)
録音:2019年11月11-14日/オランダ、ヴェルプ、エマウス修道院
★オランダ在住のチェンバロ奏者、天野乃里子が手掛ける自主レーベルの第1弾アルバムです。曲は同じくオランダで活躍するヴァイオリン奏者、山縣さゆりとの共演によるバッハのオブリガート・チェンバロ付きソナタ全6曲。2019年に天野氏が立ち上げたプロジェクト「Pearls in Baroque(バロックの真珠)」の一環によるリリースで、今後の展開も楽しみな注目盤です。
★オーケストラでの録音が多い山縣氏がバッハのソナタを録音、というのも古楽ファンには嬉しいニュースです。天野氏とは互いに深く音楽を掘り下げて作り合える間柄。ヴァイオリンとチェンバロが対等に掛け合って高め合うこのソナタは2人にぴったりの内容と言えます。軋む不協和音とその美しい解決、息の長い祈りのような歌、生き生きと沸き立つフーガ、華麗で鮮烈な協奏など、全曲じっくりと練られた非常に濃密な演奏に仕上げられており、また結果として「女性2人での録音によるバッハのソナタ集」という珍しさも併せ持つものが出来た、と天野氏は語っています。
★アルバムの最後には第6番の初稿譜として残された3つの楽章を収録しています。うち2曲(それぞれヴァイオリン・ソロとチェンバロ・ソロのために書かれている)はチェンバロのためのホ短調パルテータ(BWV830)に転用された音楽。残り1曲はこれでしか聴けない音楽で、痛切な半音階のアダージョ。どれも貴重な録音です。
★「バッハは、バロック時代の作曲家の中でも、最も重要な芸術家として有名ですが、ある意味では、彼の作品は、当時の典型的なバロックの作品からも、遠大にまた孤高にかけ離れたとも言えるもので、“バッハ”というジャンルが存在すべきかもしれません。彼の作品は、和声、メロディ、リズムを精緻に組み合わせた独創性で、それまでの音楽で表現されていたものの境界を遥かに超える質を達成していますが、この6曲計25楽章の中に、その要素は豊かに表現されていて、我々もリハーサルをどれだけ積んでも、さらに新たな発見が常にあります。(天野乃里子)」
※当アルバムは国内仕様のみのご案内となります。
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
どこまでも濃密に奏でられたバッハの精緻な音楽!
オランダで活躍する古楽の名手、
天野乃里子&山縣さゆりによる注目盤!